自治体開催事例

大阪市北区福祉協議会

大阪市北区の社会福祉協議会(以下、社協)と区役所が事務局を務める「北区地域福祉アクションプラン推進委員会」が2012年に初めて開催した「イザ!カエルキャラバン!」には、プラス・アーツは通常行う初年度の全面的なサポートを行いませんでした。その理由はズバリ「開催経費削減のため」。その代わりに、推進委員は地域の方々も誘って他地域で開催されている「イザ!カエルキャラバン!」を何度も見学に行き、児童館で自分たちだけでリハーサルを実施してみるなどの準備を積み重ねてきたと言います。

「限られた資金と人材をどう活用していくか」という課題に対して、北区社協はいろいろな工夫をしています。たとえば人材の活用においては、社協に寄せられた地元の企業からの「企業のCSR活動として何か貢献したい」というニーズをマッチングさせ、企業にプログラムのブースを担当してもらいつつ、企業のCSR活動も併せてPRしてもらうといったwin-winの関係を築いています。

また、地域の子どもたちにも声をかけスタッフとして一緒に働いてもらったり、消防署に資機材を無償貸与してもらったり、すでに「かえっこ」を実施したことのある団体にスタンプなどのツールを借りたりしています。

2013・14年のイベントでの参加者は1000人以上。地域の繋がりと工夫さえあれば、たくさんの人が集まる楽しい防災イベントは実現可能です。