「カエル必要がある」カエルキャラバンは、そう考えています。
1995年の阪神淡路大震災の被災者から教わった、災害時の教訓や知恵。
さまざまな体験を通じて、防災を全国の子どもたちに伝えたい。
楽しく学ぶ防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」は、そんな想いから生まれました。
これまでに15の都道府県で70回以上開催。
その活動の輪はインドネシア、モンゴル、中米など、世界へも広がり始めています。
時とともに薄れてしまう、震災の記憶や教訓を風化させないために、
防災訓練に「楽しさ」という要素を加え、
そのことで成果をあげてきたカエルキャラバン。
2011年3月11日の東日本大震災は、そんな私たちに対しても、
かつてないほど多くの課題を突きつけました。
この活動に足りないものを、この大震災に教わりました。
「災害時の連絡方法」や「マンションでの防災の知恵」「避難生活での生きた工夫」など、
これまでになかったプログラムの開発に全力で取り組んでいます。
その地域における災害の歴史や「地域ならでは」の防災情報もなど、
これからも必要とされる防災を、可能な限り積極的に盛り込んでいく予定です。
子どものためのカエルキャラバンから、
子どもも大人も参加するカエルキャラバンへ。
街ごとに、中身の一部を変えていくカエルキャラバンへ。
それができた時、この防災イベントは、人々の知識や体験をふやすだけでなく、
あたかも地域のお祭りのように、人と人を結び、その街をひとつにしていくことさえできる。
そう信じる私たちです。
楽しみながら、しっかり学ぶ防災訓練へ。
イザ!カエルキャラバン!はそんな活動を目指します